奈良によしエッセイ「心の至宝 奈良大和路」

「心が軽くなっている時代」

生まれたばかりの幼児が、放置され衰弱死する事件が絶えません。
親子どうしで殺しあう事件もいっこうに減りりません。
自殺者数も目を覆います。

もう、打つ手はないのでしょうか。

一つの要因として

「心が軽くなっている時代」

もあると、私は考えます。

昨今、仏像ブームなるものが流行りだして久しいですが、

私はこの仏像ブームにも、「心が軽くなっている時代」を見てしまいます。

この世に存在する全ての形あるものには、それに携わった人々の切なる思いが染み込んでいます。

~ こころ と かたち ~

これが一対になって初めて、寺社参拝や展覧会鑑賞が完成するものだと、私は考えます。

仏像ファンの方達が求めているもの。

崇高なる美しさ、かわいさ、癒し、イケメン・・・。

もちろん、これらを求めてゆく仏像鑑賞も、とても素晴らしい事であります。

美しいものを見たままに、ストレートに美しいと感じる感性。

とてもとても、素晴らしい事であります。

しかし、

昨今の仏像ブームは、形のみに偏りすぎているように思えてならないのです。

“製作者の意図”

これが、あなりにも小さくなりすぎているように思えてなりません。

当然のことですが、仏像は誰かが造らないと存在しません。

その誰か、つまり発願者や製作者はどのような思いを込めて、その仏様を造ったのでしょう。

おそらく、「仏像を作ろう、お寺を建てよう」と思う人は、苦しい人悲しい人辛い人、だと思ってまず間違いありません。

なんの悩み事もなく人生バラ色だらけの人が、「仏像を造ろう、お寺を建てよう」なんてまず思うはずありません。

製作者は、藁をもつかむような思いで、すがるような思いで、切実な思いを込めて仏像を造っているはずです。

大切な人がもういよいよ旅立とうとしているその時、

「もう駄目かもしれない。」と分かっていながらも、
「助けて下さい。救って下さい。」と心の奥底から必死に祈りながら。


昨今の仏像ブームは、その心の部分が置き去りになっているように思えてなりません。

「どこそこのお寺で秘仏が公開されるらしい。」

多くの仏像ファンは、素早くそれらの情報を察知し、長蛇の列を作られます。

たくさんの参拝者の中で、その秘仏の精神部分を鑑賞されている方は、どれほどおられるでしょうか。

また、

仏像というものは古ければ古い仏像ほど、その仏像に対して手を合わせ祈りを捧げた人々の数も膨大です。

飛鳥・奈良時代に造られた仏像であれば、約千三百年以上もの長い時間の中で、いったいどれ程の人々が切実な思いを込めて祈った事でありましょう。

お寺のお堂に安置され文化財として管理される仏像には、何万・何十万(人気のある仏像ならもしかすると何億)もの人々の切なる気持ちが染み込んでいます。

これら各時代の参拝者の、けなげな祈りの心を汲み取ってゆくという鑑賞方法が、心が混沌とする現代社会にとって大切になってくるものだと私は思います。

歴史の中の気持ちを汲み取ってゆくという訓練を重ねると、周りの人たちへの気持ちの汲み取り方も変わってくるように思います。

虐待、殺人、誹謗、ハラスメント、詐欺、いじめ、差別、テロ、戦争・・・。

これら、全部減ってゆくのです。

無くなってゆくのです。

聖武天皇は、「動物も植物もみんな一緒に幸せになろう」と訴えました。

近づいてゆけるのです。

~ こころ と かたち ~

「歴史の中の気持ちを汲み取る」という訓練の場として、奈良はこの上ない聖地であります。

奈良のあちらこちらに、キラリと光る教材が点在しております。

もちろん、正倉院宝物においても、心を学ぶ教材として最高級の至宝であると私は思います。

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「東大寺復興スピリッツ継承ツアー」

終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。


「東大寺復興スピリッツ継承ツアー」

東大寺に学ぶ復興精神現地講座です!!

幾多の戦禍を被りながらも、その都度不死鳥のごとく不撓不屈の伽藍復興をなし遂げ、現在に至っても我が国を代表する寺院として栄える、華厳宗大本山東大寺から、その復興の精神などを探ってゆきたいと思います。

ご案内時間は、たっぷり丸々6時間!!(途中離脱OKです。お時間がお許しになる所までお付き合い下さいませ。)

【開催日】5月4日(水祝)、5日(木祝)、6日(金)、8日(日)、13日(金)、15日(日)、19日(木)、20日(金)、21日(土)、22日(日)
【時間】12時~18時前
【集合場所】東大寺南大門(11時45分より受付開始)
【定員】15名(最少催行人数3名)
【ガイド】松本俊幸(奈良まほろばソムリエ)
【参加費】500円(中学生以下・震災罹災者・福島県の方は無料、高校・大学生は半額。証明になるもの(学生証・罹災証明・身分証明証など)それぞれご持参下さい。)
【拝観料】大仏殿500円
【申し込み方法】当ブログへのコメント(コメント承認制にしておりますのでブログトップ画面に表示はされません)。
ツイッター返信・DM。(アカウントは@yumeyamato)
メール asukaniyosi@mail.goo.ne.jp のいずれかまで。
(表題に「東大寺ツアー応募」と参加人数・参加日、連絡先を明記のうえ、お申込み下さいませ。)
ツイッターアカウントお持ちの方は書いて頂けると、こちらからご連絡の際にとても助かります。

【予定コース】
南大門 → 大仏殿 → 東塔相輪 → 俊乗堂 → 行基堂 → 手向山八幡宮 → 法華堂 → 開山堂 → 二月堂 → 知足院 → 空海寺 → 五劫院 → 転害門 → 正倉院 → 勧進所 → 戒壇院 → 西塔跡 

お早めの昼食をお済ませになってご参加下さい。
15時頃に「おやつタイム」を入れたいと思います。
各自軽食・お菓子等をご持参下さい。
お手洗いは各所にございます。

たっぷり6時間隅から隅まで、ぶっ通しで東大寺の蘇りの歴史に迫ります!!

登場人物・・・聖武天皇、光明皇后、良弁、行基、真如、平重衡、源頼朝、北条政子、重源、運慶、快慶、松永久秀、織田信長、徳川家康、公慶、隆光僧正、桂昌院、清水好照長老、堀池春峰先生 など

テーマ : 奈良の歴史
ジャンル : 地域情報

tag : 二月堂 知足院 空海寺 五劫院 転害門 正倉院 手向山八幡宮 聖武天皇 光明皇后

佐保川桜と周辺寺院散策ツアー

興福院さんの拝観が中止になりましたので、コースを変更して再募集しております。

「佐保川桜と周辺寺院散策ツアー」

緊張した気持ちを、奈良の桜でほぐしませんか?

佐保川桜のトンネル散策、そして舟橋商店街周辺寺院にお伺い致します。

この世のものとは思えない満開の川路桜や、わび茶発祥の寺などたまらない見所が満載です!!

奈良は初めての方、奈良の事色々知りたいな?何があるの?おススメは何?など様々な疑問をお持ちの方、どうぞお気軽にご参加くださいませ=^_^=

【日時】2011年4月5日(火)、6日(水)、8日(金)、9日(土)、10日(日)、
【集合】西方寺門前 13時(12時45分より受付開始)
(JR奈良駅北へ200m、ホテルアジール北向い。近鉄奈良駅より西へ徒歩約5分)
【ガイド】松本俊幸(奈良まほろばソムリエ)
【参加費】300円(中学生以下・震災罹災者・福島県の方は無料、高校・大学生は半額。証明になるもの(学生証・罹災証明・身分証明証など)それぞれお持ち下さい。)
【定員】15名(最少催行人数3名)
【申し込み方法】当ブログへのコメント(コメント承認制にしておりますのでブログトップ画面に表示はされません)。
ツイッター返信・DM。(アカウントは@yumeyamato)
メール asukaniyosi@mail.goo.ne.jp のいずれかまで。
(表題に「佐保川桜ツアー応募」と参加人数・参加日、連絡先を明記のうえ、お申込み下さいませ。)
ツイッターアカウントお持ちの方は書いて頂けると、こちらからご連絡の際にとても助かります。

小雨決行、雨天・荒天中止(中止の場合は、前日中(23:59まで)に当ブログにて告知。)

【コース】
西方寺 → 大仏駅公園 → 下長慶橋 → 佐保川南堤 → 水辺の楽校 → 佐保川北堤 → 川路桜 → 舟橋商店街 → 称名寺 → 連長寺 → 念仏寺 → 両奈良駅(解散) 

総距離約3km 終了予定時刻17時頃

コースは全て平坦な道で、山や坂などもございませんので、健脚度は初級コースになります。

登場人物
吉村長慶川路聖謨村田珠光日蓮犬養孝徳川家康 等

全国のみなさん、春の一日、奈良の桜でも見て一息つきましょう。

そして、元気を取り戻して、新たな力を蓄えて、これからの活動に弾みをつけていただければ大変うれしく思います(^O^)/。

まだまだ、長期戦になりそうです。
たまには一日オフタイムをとって、英気を養いましょう
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テーマ : 奈良の歴史
ジャンル : 地域情報

tag : 吉村長慶 川路聖謨 村田珠光 日蓮 犬養孝 徳川家康 称名寺 連長寺 西方寺

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奈良入門ガイド

Author:奈良入門ガイド
歴史のもっとその奥へ!!

「歴史や寺社に興味のない人も、楽しくためなるご案内!」をコンセプトに、奈良入門ガイドや入門講座をやっています。
歴史文化を、どう日本人の糧と薬に出来るか日々模索中。歴史の心を全国に広め、世界の秩序向上に貢献出来れば幸いです。
「人々の安全保障」(全生物の、生活と生存を守ること)に貢献する事を、当面の目標としています。
奈良大学卒、奈良検定最上級、京都検定初級。

歴史精神文化というツールを用い、世の安寧を目指してゆければという願いを込め、京都の「平安」と奈良の「寧楽」を合わせて「安寧会(あんねいかい)」と名付けています。

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